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2014年07月18日
博多千年門
博多寺社町のウエルカムゲート
「博多千年門(はかたせんねんのもん)」は、博多を訪れた観光客を
歴史的文化財が多く残る博多の寺社町エリアへと導くウエルカムゲートです。
博多の繁栄を願う地域住民、地元企業、行政が一体となって
建設に取り組み、平成26年3月に完成しました。
歴史的文献によれば、博多から大宰府政庁へ延びる官道には
江戸時代に「辻堂口門(つじのどうぐちもん)」と呼ばれる博多の
入り口となる門が存在していたようです。「筑前名所図絵」にも
門の図が描かれています。
門はかつての「辻堂口門」にならった木造の四脚門様式で
切妻本瓦葺(きりづまほんかわらぶき)
中世博多の寺社様式となっています。門扉の板材には
太宰府天満宮より寄贈された樹齢千年の「千年樟(せんねんぐす)」を用い
欄間には博多織の献上柄模様が刻まれています。(門扉は今後の設置予定)
また、承天寺通りは、車道を小川に、歩道をその川岸の遊歩道に
見立てた造りとなって、承天寺の仏殿と方丈を結ぶ石畳は石橋をイメージしています。